2024年10月21日
こんにちは、Hapysonの戸松です。
今回は三重県南伊勢町の迫浦「宝成渡船」でイカダへ渡り、アオリイカを狙ってきました!
僕はいつもヤエンですが、今回はヤエン&エギングの二刀流での挑戦です。アオリイカは秋の数釣りシーズンを迎えていますが、しっかり楽しんできましたのでその様子をお送りします。
あ、そうそう
今日は週刊つりニュース中部版での取材釣行です!
週間つりニュースは釣り新聞の刊行はもちろん、Webでもたくさんの記事を掲載しています。
宝成渡船のイカダ釣り、それぞれのアオリイカタックルと釣り方をみてみましょう~!
ヤエンでは専用竿や磯竿を使用します。
またリールはリアドラグのものを用意するのが一般的。
理由としてエサとなるアジを投入して泳がせておくんですが、このときアオリイカが引っ張ったときにドラグをズルズルにしてラインが出て行くようにしておく必要があります。
そこでドラグフリーとロックがワンタッチで行えるリアドラグ式のリールが必要となるわけですね。通以上のリールでもできないことはないですが、ちょっと面倒で手間が増えるので…
今回使用したタックルが
竿:シマノ ホリデーISO 1.5号 4.5m
リール:シマノ アオリスタBB 2500
ライン:ナイロン 2号
針:チヌ針 3号
ヤエン:ヤマシタ アオリヤエンS
こんな感じです。
ド・シンプル
ですよね。糸の先に針がついただけです(笑)
あとはその針にアジのゼイゴ部分をかけて、あとは大海原に放り込んでおくだけです!
釣り方はアオリイカがアジを引っ張って持っていったときがチャンス!ここでイカの動きが大人しくなってアジをかじっている(であろう)タイミングでゆーっくりリールを巻いて引き寄せてきます。
ラインの角度が45度くらいまで近づいてきたら、ヤエンをラインにセットして滑らせていきます。アオリイカにヤエンが届いたら、竿をぐいっと上げるとヤエンの先についた針がアオリイカに刺さるとヒット。
あとはゆっくり巻いてくるだけ!
活きアジを使ったりヤエンをセットして投入したりと、ちょっと普通の釣りよりも手間がかかりますが、ヤエンはヒット数が多いのと独特なやりとりの釣趣がめちゃめちゃ楽しい釣りです!
さて続いてイカダでのアオリイカエギングタックルは、エギングの専用ロッドとPEラインは0.6~0.8号にリーダーは2号くらいをチョイスします。通常の陸っぱりのエギングとなんら変わりないタックルですね。
エギサイズは秋なら2.5~3号くらいでOKです。
ロッド:エギングロッド 1.8m
リール:スピニングリール 3000番
ライン:山豊テグス SWスーパーPE 0.6号
リーダー:フロロカーボン 2号(1ヒロ)
エギ:ヤマシタ エギ王LIVE(3号)レッドグレープ
今回の釣行でエギサイズは3号で通しました!
エギングの釣り方はキャストしたらボトムを取ってから3~5回くらいしゃくります。そしてまたボトムを取って~の繰り返し。
とにかくボトム着底が分からないとダメな釣りです。
エギで見るべきポイントはエギの沈下速度!
僕は今回ベーシックな3.5秒/mのタイプを選びました。
3.5秒で1㍍沈む、という意味で、色々なエギが販売されています。
エギをじっくり見せたいときは沈下速度のもっと遅いものを。逆にスピーディに探りたいときは沈下速度の速いものを選ぶのがコツです。
例を挙げると今回はYAMASHITAさんのエギを使っていまして
エギ王LIVEディープなら約2秒/m (早く沈む)
エギ王LIVEなら約3.5秒/m (中間)
エギ王LIVEシャローなら約6秒/m (ゆっくり沈む)
てな感じですね。
色々な状況に対応できるよう、種類やカラーなどを揃えておくのが吉です!
宝成渡船に乗り込んでいざイカダへ向けて出発!
朝焼けがまぶしぃぃぃ
例の如く朝焼けの写真は忘れましたが(笑)ポイントはこんなところ。
双子山っていうポイントだそうで、鳥居もあってちょっと神秘的な場所。
とりあえずヤエンの準備から始めます。ヤエンは仕掛けを投入したら放っとけるのでねw
ささっとヤエンの準備をして、活きアジを針にセット。
海にアジを放り込んだら完了!
あとは待つだけ!
で、あとの竿はヤエン×2体制で行くか、エギングやるかで悩んでいると
ジジジ・・・ッ!
ちょ、いきなりですか!
これはあきらかにアジが引っ張った感じじゃない!ちゃんとイカのアタリです。
頃合いを見てヤエンを投入してアワセをくれてやるとあれ? Σ(・ω・ノ)ノ
どうやらアジを離してしまったよう、悔しい~
でも活性はめっちゃ高そうですね。アジを再度付けて投入しつつ、もう1本はエギングで準備をすすめてみます。
エギングをやるには風がめっちゃ強くてものすごーくやりにくい感じ…で、ふとヤエンのラインを見ると
あれ?なんかラインめっちゃ弛んでね?
これは明らかにおかしいぞ?と思いつつ竿を上げて聞いてみると
「イカ、ついとるな(笑)」
どうもアジを手前まで引っ張ってきているようです。
「よっしゃ、ヤエン入れるぞ」
「大丈夫やろな!?」
と独り言をかましつつヤエン投入。
すぐ近くまで来ていたのでヤエンを落としてからすぐに竿をよいしょー!
竿にズン!と重みが乗って、ギュギューン!と引っ張っていきます。
よっしゃ!これは行ったやろ!
しかもまぁまぁなサイズ!
最初バラしてるのでそーっとそーっと寄せてからネットイン!やったー♪
これは良いサイズ!
本来ナイトゲームで使うんですが、Hapysonのライティングネットミニで取り込みました!
夜に使いやすいってことはデイでも当然使えるってことです(笑)ネットのサイズもアオリイカにはちょうど良いのでおすすめ!
シャフトも最初から付属してて、2.4mの余裕の長さ!
イカダでも余裕なんですがちょっと足場の高い堤防なんかでも大丈夫!
特に夜はライトを点灯させられるので、アオリイカ狙いのアングラーにおすすめです!
さっそくヤエンで本命のアオリイカが釣れてほくほくしている僕。
ヤエンを入れつつエギングをやっているとその15分後、またしてもヤエンのドラグが鳴ってくれます!
でもドラグが鳴ったのは一瞬だけ(笑)
これじゃヤエンを入れるタイミングが全然つかめないんですが、こうなったらイメージでいくしかありません。
アジを抱いてから移動して、じっくりじっくりかじりついている(はず)。
で、たぶん今なら大丈夫、というタイミングでヤエン投入して竿であおると、こちらもヒットー!
よっしゃぁぁ!
水面でぶっしゅぶっしゅいわしながら、激おこでゲットした小型のアオリイカさんでした!
そこからはポツポツとアタリがあるものの(ヤエンに)どうにも上手く掛けきれずアジばかり消費していく展開となってしまいます。
そんなこんなで最初はアジを10匹購入していっただけだったので間もなく弾切れとなる予感…
で、サビキでアジの補充を試みますがこれもダメ。
もうしょーがない!
とヤエンはアジがあるだけがんばることにして、エギングに集中することにします。
ボトムを取ってしゃくり~、ボトムをとって~と繰り返しているとステイ中に
トン!
とイカパンチのアタリ!
とっさに竿を曲げるとここでエギングにもヒット!
活性は高いっぽく強いアタリが出てくれて脳汁ドバドバですね。テンションを抜かないようにじーっくりと引き寄せてゲットしたのは手の平くらいの秋らしいアオリイカでした!
ここからエギングでアオリイカをちょいちょいと追加していきます。やっぱり活性は高そう♪
エギングもたのしー!
ヤエンでもエギングでも釣果を出したので安心してエギングをしていましたらね。
ついにきましたよ、あの音が
ジジジ・・ッ!
実はこれまで散々アジをかじられたりアタリだけあって乗らなかったりと、アジの弾数が残り僅か!(てか残1機)
とにかく大切に使ってきたアジがようやく火を噴く瞬間が訪れたんです!
そのままじっくり待っているとアジを引っ張っていって、少し静かになる時間が訪れます。
おそらく今アオリイカは必死になってアジにかじりついてるんでしょう(知らんけど)。
教科書通りのアタリにヤエンの投入タイミングを伺って…
今やー!
とヤエンをラインにセットして水中に滑り込ませていきます。
あとはヤエンが届いたタイミングで竿を送りこんで~~グイッと持ち上げるとヒット!
よしよし、そんなにサイズは大きくないと思うけど…と思いつつ水面に浮かんできたアオリイカをみると、足一本にかろうじて掛かってるだけ!
ヤバイw
それを見た途端に慎重になるやつ&ゆっくーり寄せてネットイン!
Yeah!
嬉しいけど、嬉しいんだけど、アジが弾切れ(笑)
もうあとはエギングでがんばるしかありません!
途中、端折っていますがポロポロとエギングでもヒットしていまして。ただ何度か根掛かりもしています(ロストはありませんが)
で、リーダーを確認してみるとやっぱりけっこうザラついてるんですよね。しかもフロロの2号なのでリーダー結びなおしておきましょう。
こんなときはやっぱりラインツイスター!
今日は電池式のやつを持ってきています。けっこう風吹いてましたけど問題なくスイスイでノットを組んでいきます。現地でノットを組もうとしたときに「面倒だなー」と感じてしまうとついつい後回しになりがちなので、サラッとノットが組めるのは強いです!
ついにヤエンのアジが底を付いたスタッフ戸松。
※諦めきれずサビキをやってみるもサビキも全く釣れない状況です
ここで腹を決めてエギング1本勝負!
キャストしてしっかりボトムを取ってからしゃくり倒します。とにかくボトム付近でエギがしっかりアクションすることだけを意識!
あとはイカがついてきてる!と信じてやるのみ!
朝イチは風が強くてやりにくかったんですが、少し風も緩んできたタイミングです。広く広く探っていったときにしゃくってからステイ直後になんか触る感触。
ん?
なんかおるな?
針にかかった感じじゃないので少し待ってみると……
違和感!
なんて言えばいいのかわかんないんですがとにかく違和感(笑)
これでギューッと竿を曲げてみるとやっぱりいた!
よーしよし。かるいので大きくはなさそう。
すぐに水面に浮いてきたのがコロッケサイズのアオリイカだったのでそっと抜き上げてゲットです!
よっしゃよっしゃ!
そこからはアタリがパタリと止まってしまい時間切れです。
最終的にはヤエンで3杯、エギングで5杯という釣果だった南伊勢迫浦でのイカダヤエン&エギング。
大満足のイカダ釣行となりました!
いやいや、ホント楽しかった!宝成渡船さん、つりニュースさんありがとうございました!
今日はヤエンとエギングの二刀流での釣行でした。
あまり広い場所が取れないと難しいかもしれませんが、今回のようにイカダならば乗り合いでない限り広くスペースが使えます。
そんなときはヤエンの仕掛けを入れながらエギングをしていくと釣果を出しやすいのでおすすめですね~。
途中途中でヤエンの面倒を見たり、アジ持っていかなきゃいけなかったりとちょっと手間と荷物は増えますけどね。
アオリイカの釣果を一番に考えるならぜひともヤエン&エギングやってみてはいかがでしょう?
前回も実はこちらの宝成渡船さんにお世話になって「春のアオリイカ」を狙っての釣行をしています。
そのときの記事は下の画像をクリックでページが開きます!春のでっかいアオリイカは引き味も最高でした!