2024年5月13日
こんにちは、ハピソンスタッフの戸松です。2024年春は個人的に渓流釣り強化期間!ということで今回も行ってまいりました、渓流釣り!
行先はいつものホーム河川、岐阜県高山市の宮川漁協管内支流です。
今回もヤマメとかイワナ狙って釣っていきますよ~♪
日にち:2024年5月11日(土)
天候:晴天
気温:朝は7度、日中は20度超え
水温:計ってないけどめっちゃ冷たい
今日の釣行データはこちら!
GW明けの土曜日ですがとんでもない人でした。現地到着は午前7時とすこしゆっくりめだったので、スタートは本当に入るポイントがないような状態でした。
それで川沿いはとにかく人人人!車車車!
めっちゃめちゃ釣り人いるやん!ヤバいやん!
って感じ。
今日の釣り、大丈夫かなぁと心配になるレベルでした。
なんとか入れる場所を見つけたらまずは準備です。
準備する前にちょっと水を触ってみると
水、めちゃめちゃ冷たい
で、これまで見かけた釣り人はみーんなルアーマンばっかり。
ルアーで叩かれまくってる上に、水が冷たくて活性そんなに高くないかも。という結論になりまして、今日はエサ釣り一本で勝負することに決定ゝ(・ω・*)ノ
写真は後撮りですいません💦
たしかに釣具店でスタッフさんに話を聞いてみても「渓流釣りをやる人はほとんどルアーばっかりだよ~」って言ってたもんなぁ。エサ釣りなら竿抜けあるんじゃね?
渓流のエサ釣りで覚えておきたいポイントとしては、流れの速さです。川って水深があるんですが、底の石などの影響を受けない浅いところは水流が早い(強い)。
そして深いところ(底流れ)は水流が遅い(弱い)んです。底波とかいうんですけどね。
これって渓流のエサ釣りをやってる人からすると当たり前のことなんですが、意外とルアー一筋って人は見落としがちなポイントなのです。
あと底に入れるのはエサというよりオモリ。オモリを底波に入れて仕掛けをなじませる感じですね。
底波になじんだら水面に出ている流れよりも明らかにゆっくりと仕掛けが流れて行きます。
ヤマメやアマゴがつきやすい場所は
水流が30cm/秒
の場所って言われてます。底波に仕掛けを入れるように意識すれば自然とどんな川でもポイントが見えてきます。
下手な概略図ですみません・・・
水色の部分が川で、ブルーの線が流れ。
黒い石が沈んでいる石ですね。
赤い×で魚がヒットしやすい場所です。
強い流れがあって、石などの障害物に流れがあたるとそこで反転流ができます。図のくるっと回ってる矢印がそれ。
流れが動いてる場所と止まってる場所の境目あたりになりますが、こうしたところに仕掛けが入ったときに魚がヒットするケースが多いですね。
流心があって流れが巻いている場所や、流れを受けている沈み石の周りが渓流釣りの良いポイントです。
魚がついている場所が赤い×印ですが、直接ここにエサを振り込んでも流されてしまいます。矢印の元あたりに仕掛けを入れてナチュラルに仕掛けがゆっくり流れて行くように釣るのが基本の釣り方。
文字にするとなかなか複雑な感じがしますが、実際に川に立って仕掛けを入れてみるとよくわかります。
仕掛けが流れに乗ってピューン!と流れてしまうのは釣れません。
ゆったりした流れの場所に仕掛けを入れて、糸がゆっくり動いていく場所に入れてみてください。またそのときオモリが底波に入っているのをイメージしながら水深を調節していきましょう。
渓流釣りでの仕掛け図はこちら!
竿:宇崎日新 抜無双Ⅱ 超硬6.2
糸:ナイロン0.3号 通し仕掛け
オモリ:ガン玉 B~1号
針:がまかつ アマゴ半スレ 6.5号
エサ:ブドウムシ、現地採取のクロカワムシ、ヒラタなど
竿の長さやガン玉、糸の太さなどは釣れる魚のサイズや場所に合わせましょう。
僕がよく行く河川では川幅がそこまで広くないので、竿の長さは6.2㍍。仕掛けの長さも5㍍くらいに短くして釣りをしています。
竿の長さを目いっぱい活かすのであれば、竿の長さから-20㌢くらいの糸の長さにした方が良いです。
逆に木がかぶっているような源流域などでは竿の長さも4㍍以内。糸の長さもかなり短くした「チョーチン釣り」と呼ばれる釣り方が釣りやすくなります。
ちなみにこちらの「通し仕掛け」と呼ばれる仕掛けですが、竿先から針まで全て一本の糸で作る仕掛けです。そのためバラ針を糸に結びますがそこで使っているのが針結び器。
仕掛けが切れてしまうケースも多い渓流のエサ釣りでは、予備の仕掛けを用意していくのが鉄則です。
またオモリからロストしてしまったときには、糸の先に針だけ結べば復帰できることも。そのため針を結ぶ機会も自然と増えてくるんですよね。
簡単でストレスフリーで仕掛け作りができる針結び器。
渓流のエサ釣りをやる方なら持っておいて損はありません!
前置きが長くなりましたが、さっそく実釣スタート!
流れ込みから深みができているポイントで、流れの脇に沿ってエサを流していきます。そこでツン!って触ったんですが乗らず。
立ち位置を変えて何度か流しなおしてみると・・・
この日最初の1匹は15㌢くらいのヤマメちゃん!
渓流の女王、なんて呼ばれているくらいパーマークの美しい魚です。ちょっと小ぶりなのですぐにリリース。
アタリがめちゃめちゃ小さい感じなのはおそらく相当叩かれまくっているんでしょう。
そして少しずつ釣り上がって落込みにできた深みのあるポイント。
ここでもエサを取られてしまいます。これは何度もしつこく攻めてるとスレて釣れなくなっちゃう・・・、と思い妙案を思いつきます。
エサ、現地採取してやるか
竿を置いて静かに少し離れた場所に移動します。そして石をひっくり返すと・・・
いたいた、クロカワムシ。
さっそくとっ捕まえて針にチョン掛けします。で、先ほどエサを取られた場所に流しなおしてみると
ヒットおぉぉぉ!
エサ釣りにして正解でした!
※ちなみに同行の父親(ルアー)は一切反応がなく撃沈。
ルアーで叩かれてるときはエサの方がやっぱり強いよね。
数匹を追加した僕はちょっと場所移動して、堰堤の大場所を狙ってみることにします。
堰堤の落ち込みから流れ出す「いかにも」なポイントは魚が出ない!
つか足跡がめちゃめちゃいっぱいついてるので、こちらは釣られた後でしょうね💦
ということでルアーが狙えない堰堤の落ち込みでできた深みと大きな沈み石の周りをしつこくエサを流してみます。
しつこく流すつもりが一発ヒット!
もう沈み石や落込みの白泡からイワナが飛び出してくれてこの場所で3連発!
それもそのはず、ルアーじゃこんなポイントは狙えませんからね。エサ釣りの独壇場です♪
渓流釣りの基本はどんどんラン&ガンしていくスタイルなので、入れるポイントがなくなればすぐにポイント移動です。
お次も堰堤の絡む場所で早速ヤマメがヒット。深いところから少しずつ浅くなっていく「流れの開き」と言われる場所についていたやる気マンマンのヤマメちゃんです。
他の場所でも全体的に魚が反応してくれて午前中でツ抜けを達成。これだけ人がいる渓流でツ抜け達成できたのなら上出来です!
ルアーで攻め切れない場所でも、エサ釣りなら狙えるポイントも少なくありません。
こうしたタイミングではやっぱりエサ釣りが強いんだなぁと実感。
今日はルアーを完全に差し置いて好調のワタクシ。
どんどん釣りながら移動していくと大きめの岩が現れます。ちょっとよじ登っていけばいけそう。
で、よじ登って足をかけようとしたそのとき、反対側の足が滑って咄嗟に手をつきます!
ケガはありませんでしたが、ついた手は竿を持っている手。
そう岩に当ててしまって竿が真っ二つ~( ̄▽ ̄;)
あー、やってしまった・・・
調子が良かっただけに残念ですが、ここで無念の納竿となりました。釣り続行不可です(笑)
これはまた渓流竿を新調せねばなりますまい・・・
さて、ここのところ渓流釣りによく通っていますが、ルアーも好きでよくやってます。渓流ルアーフィッシングのブログはこちらをご覧ください。